今までたくさんのオリンピック選手を出してきた名門「朝日生命体操クラブ」が2022年度限りで廃部になることが発表されました。
内村航平選手もジュニア時代に在籍していたという朝日生命体操クラブが体操事業から撤退するということで、驚きを隠せませんよね。
そこで知りたくなるのは朝日生命体操クラブの解散理由ではないでしょうか?
2018年に話題になったパワハラ騒動は関係あるのかというのも気になりますよね。
そこで今回は考えられる解散理由を3つ挙げてみました。
残された塚原直也監督はじめ、選手たちの受け入れ先はどうなるのでしょうか・・・。
この記事でわかることはこちらです。
・朝日生命体操クラブ解散の理由3つ!
・朝日生命体操クラブ解散で塚原直也監督はどうなる?
・朝日生命体操クラブ解散で選手の受け入れ先は?
朝日生命体操クラブ解散の理由3つ!
朝日生命体操クラブ解散で考えられる3つの理由はこちらです。
・過去のパワハラ騒動
・お金がかかる
・五輪選手を出せなかった
過去のパワハラ騒動
2018年に体操の宮川紗江選手が塚原千恵子さんと塚原光男にパワハラを受けたと告発していたのは記憶に新しいですよね。
【パワハラ内容】
宮川江選手を当時コーチだった速見佑斗さんから引き離して、朝日生命に勧誘するために行われたパワハラであると訴えていました。
塚原千恵子さんから「このままだと五輪に出られなくなるわよ」「速見佑斗コーチよりも100倍よく教えられる」と終始高圧的な態度をされた。
宮川紗江選手の告発により、翌日朝日生命のコールセンターには600件以上の苦情がきたそうです。
苦情の中には「保険を解約したい」との申し出もあり、事業に打撃があったのは確実ですね。
保険事業で体操クラブを運営していたのは容易に想像できるので、解約希望の電話が相次ぐのは困りますよね。
体操事業撤退の理由の一部になったかもしれません。
朝日生命自体のイメージダウン。前にもトラブルがあったような。その時も悪印象が個人的な終身保険の解約の原因に繋がった。
引用元:Twitterコメント
お金がかかる
体操事業にはもちろんお金がかかります。
コーチや選手にお金を払うことはもちろんですが、体育館の維持費も馬鹿になりません。
それなのにオリンピックに出場してメダルを獲得しても、直接収入に繫がることはありませんね。
広告にはなるとしても、元々他のことで多くの人に知ってもらえている朝日生命にとっては、ここまでお金をかけてやることではないのかもしれません。
2000年の不況で、テニス部・野球部を廃部したましたが体操だけはと続けていたようです。
その後2002年と2011年に160人の退職希望者を募っていたので、朝日生命自体の事業が右肩上がりでなかったのは予測できます。
それでも体操事業は頑張って続けていたのは本当にありがたいことです。
ここまで頑張ってくれたのに廃部になってしまい、朝日生命は大丈夫なのか心配にもなりますね・・・。
五輪選手を出せなかった
毎回オリンピック選手を出している朝日生命が前回のオリンピックは1人も選手を出すことができなかったのです。
これはパワハラ疑惑や事業不振も大きく関係していますよね。
いい選手といわれる人が、パワハラ疑惑のあるクラブチームへ入ってくるでしょうか?
いくら指導者が変わって良くなっていたとしても一度傷ついたものは修復に時間がかかるものですよね。
なので2018年のパワハラ疑惑が原因なのは大きかったのではないかと予想できます。
朝日生命体操クラブ解散で塚原直也監督はどうなる?
朝日生命体操クラブが解散する2022年3月末で塚原直也監督は退任していたようです。
その後2022年4月より、立飛ホールディングス(HD)に入社しています。
4月1日から委託社員として「体操ディレクター」という肩書で働いています。
立飛ホールディングス(HD)は様々なスポーツ振興に取り組んでいる会社です。
https://www.tachihi.co.jp/social/sports/
ハード面だけではなく、プロスポーツへの支援・協賛を通じて、地域におけるスポーツ推進を図っています。
引用元:TACHIHI公式サイトより
塚原直也監督はオリンピック3大会連続出場経験があるすごい選手ですので、どこの企業も欲しがっているのでしょう。
《体操ニッポンFB》
第55回NHK杯
塚原直也さんの引退セレモニーの様子が掲載されています!https://t.co/eF7I560fs8 pic.twitter.com/8Z3Ohsi1cz— Shimi-GymFan_JPN【しみ】 (@pipinoko168) May 5, 2016
アテネオリンピック団体総合で金メダルも獲得しているのです!
こんなすごい元体操選手が総監督をつとめていたのですね。
そして今は立飛ホールディングス(HD)ということで、今後も目が離せません。
朝日生命体操クラブ解散で選手の受け入れ先は?
2022年度末で朝日生命体操クラブがなくなりますが、選手の受け入れ先は現在調整中とのことです。
選手たちが今後も体操を続けられる場所が見つかるといいいですね。
最近はスケート事業から撤退した日本電産サンキョーも話題でしたよね。
日本のスポーツがとても心配になる出来事が多く寂しさもありますが、子どもたちには夢を持って好きなスポーツを追い続けてほしいです。
まとめ
今回は「朝日生命体操クラブ解散の理由3つ!パワハラは関係ある?」という内容でまとめました。
考えられる理由3つは「パワハラ」「お金」「オリンピック選手なし」というものでした。
公表をしているのはお金のことでしたが、パワハラ・オリンピック選手を出していないというのは少しは理由にあると思います。
日本の体操は強いですし、今後もいい選手の育成ができる環境があればいいですね。